ノロウイルス 流行

ノロウイルスは主に冬(11月~3月)に大流行します。最近では世界的にも流行が見られるようになってきています。

冬場の感染性胃腸炎の原因の大部分を占めると言われていて、これまでの免疫をすり抜ける新種も発見されている、とても面倒なウイルスです。

お子さんのいる過程では、保育園・幼稚園・学校などからもらってくることも多く、お子さんの看病をしているうちに、家族も感染してしまうケースが多いです。

また、職場や交通機関等の閉鎖された空間では、誰か感染者がいた場合、口からウイルスが侵入し、感染することもあります。

感染した人の吐しゃ物や便の中には大量のノロウイルスが含まれています。しかも胃や腸などの消化器官でも死ぬことはありません。感染者の家にはそこら中にウイルスがいるということになります。

健康な大人が、きっちりと対処すれば、1~2日で回復するものの、体力的に弱い子供・お年寄りがかかってしまうと、長引くこともあります。嘔吐下痢が続くので、脱水症状を併発してしまうという危険性もあります。

ただ、死に至るような症状まで発展する危険性はそれほど高くないため、受診や落ち着いた適切な対処をすることが重要です。普段健康な成人ならば受診後、自宅療養で十分良くなる病気です。

きっちり対処することが大切ですが、一般的な常識とは逆という部分もあります。『アルコールや石けんでは死なない』とか『下痢止めや嘔吐止めは飲まないほうがいい』とかいう最低限持っておくべき知識があります。つい逆の対処をしてしまって、症状が長期化する例もよくあるようです。

一番大切で、忘れがちなのは普段から健康に注意して、睡眠や栄養をしっかりとって、元気に過ごすこと。何と言ってもここが感染や重症化を防ぐ、一番の大きなポイントになることを忘れないようにしてください。